確かあの時は雨が降ってて
自転車で帰るの嫌だなって翔が話してたんだ。
だから教室で雨止むの待つって
お前はどうする?ってすごい笑顔で聞いてきたんだよ。
うん、だから僕、教室いったんだよね。
僕は電車で通学してたんだから
別にあの時帰ればよかったんだけど
翔がいるってだけで
僕の中では半ば強制なんだよね。
一緒にいるだけでよかったんだ。
放課後の教室で2人きりなんてさ
僕はもう、心臓壊れそうだったよ。
それでね、漫画の読みすぎだったのかな
僕はおもわず
言っちゃったんだ。
「好きだよ。」って。
そしたら翔なんて言ったと思う?
「・・・・ごめん、尚。本当にごめん。」
「うん。」
「気持ち悪い。」って。
僕笑えることに泣いちゃってさ。
とりあえず走ったんだけど翔追っかけてくるんだよ。
あれ程、恥ずかしいと思ったことはないね。
走っても走っても翔止まらないからさ
僕はたまらず
「翔なんて大嫌いだ!」
って叫んだんだ。
そしたら翔は止まってさ。
うん、帰った。
帰ったんだ。
雨に濡れるの嫌だって言ってたくせに
靴もはかずに、追っかけてきたんだよ?
馬鹿だよね。
何か、僕に言いたいことがあったのかな、って
すごい後悔したんだけど。
どんどん翔は学校に戻ってくんだよ。
何も言えなくてさ。
ただ、悲しくてさ。
その後もずっと雨の中、ビービー泣いてたの。
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- 2008/04/30(水) 20:33:05|
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