「卵焼きはな、水をちょっと入れて混ぜると美味しくできるんだ。」
「ふーん。それって出汁とかじゃいけないの。」
「高校生の分際で出汁使うなんざ100年はやいわ。」
「簡単につくれるよーあれって。」
「じゃーもってきて。」
「却下。こぼれたらどうすんだよ。」
「いいじゃんケチ。」
小森と雑談中。いや、ランチタイム。
後輩と教室でお昼って相当変だけど、いいんだ。
楽しいから。
「タッパーならいける・・・。」
豆を食べるのに、格闘していたところ
小森が急に話すのを止めたので
豆をおいて、顔をあげた。
[【9】]の続きを読む
- 2008/05/19(月) 18:23:03|
- 未分類
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
「だーれだっ☆」
・ ・・・・・・。
「小森、僕、そういうのはもっと、こう、可愛い子にやってもらいたいな。」
「あらー何が不満なのよー。こんな良い女そうそういないわよー。」
「もう、いいから手どけて。」
「はいはい。」
小森はしぶしぶ手をどけて、僕の顔を覗き込んだ。
「何、お前顔色悪くね?」
「気のせいだろ?てゆうかお前何でここにいるの。」
「きいちゃう?きいちゃう?」
「うんうん、で、何?」
[【8】]の続きを読む
- 2008/05/19(月) 18:22:28|
- 未分類
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
「・・・・・。」
は?
夢から一気に覚醒。
翔が僕に話しかけている。
夢か?・・・、いや、現実だ。
「寝ぼけてる?」
「ない。」
「あ、そう。」
「うん。」
「あのさ・・・」
「こらーそこ集中しろー。」
翔が何か言おうとした時、先生がだるそーに注意した。
翔はうざそーな顔をして、じゃー後でなっていってノートをとり始めた。
[【7】]の続きを読む
- 2008/05/19(月) 17:50:20|
- 未分類
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
「危ねぇ。」
超ダッシュで走ったので遅刻せずにすんだ、のだが
隣の席の翔がまだ来てない。
カバ岡(担任)が時計の前に立った。
もーマジで危ないぞ。
遅刻?いや、欠席?
いやいや、あいつは健康優良児だ。
何かあったのだろうか?
心配だ・・心配・・。
・・・・・。
これは、いいよな?友達の心配はしていいよな?
・・もう友達じゃないけどね。
ガラガラガラー。
「!」
「ッよっしゃあー!!!!」
「ッ、セ、セーフ。」
何だ、元気じゃないか。
あいつあと数秒遅れていたら折角の皆勤賞を失ってたぞ。
翔は勝ち誇った顔で席に向かってくる。
「翔、今日どうし・・」
途中で止めてしまった。
翔の顔をみたらあの日の出来事なんて忘れてしまうのだ。
うわーきまずー。
「・・・今日は寝過ごしたんだよ。」
「あ、そう。」
「うん。」
「・・・。」
僕って可愛げないな。
別に今更かわいかろーがかわいくなかろーが
・・・ねぇ?
[【6】]の続きを読む
- 2008/05/15(木) 19:03:53|
- 未分類
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
ッバシィッ。
「ぐはっ!」
清々しいさわやかな朝。
のんびりと学校に向かう途中、尚は背中に衝撃をくらう。
思わず転んでしまった。
地べたに手をついて、いきなり押してきたやつを見上げる、と
やっぱり・・・。
「あー転んじまったか。わりぃわりぃ。」
「・・・・小森、お前、覚えとけよ(笑顔)」
ひざについた土をはらって、小森を睨みつける。
小森は相変わらず憎たらしい笑顔でにんまりと微笑んだ後
ダッシュで逃げた。
[【5】]の続きを読む
- 2008/05/13(火) 21:16:45|
- 未分類
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
また貧乏ゆすりしてる・・・。
静かにしてられないのかな、静かに。
僕がじーっとその様子を見つめていたら
目が合ってしまった。ので、仕方なく一言。
「なんでここにいるの。」
大きな疑問だ。てゆーか帰らないなら掃除してけよ馬鹿。
小森はくちゃくちゃガムをかみながら
ゆっくりとこちらの方をむいた。
「誰かさんが1人で帰るのは寂しいってゆうからさ。」
「っ!言ってないよ!」
「そんなよーな顔してるからだよ。」
「・・・。」
そんな寂しそうな顔してたんだろうか。
いや、それよりも。
ずっと待っていたのかな、僕のこと。
小森のくせにいいとこあるじゃないか、なんて思っていたら
小森は近くにあった自転車をひいてさっさと歩いていってしまった。
ちょ、ちょっと置いてくなよ・・・。
僕が微妙にあせっていると
小森は足をぴたりと止め、前を向きながら
「駅行くんだろ?」とだけ言った。
何か、今日の小森優しくないか?
僕は一種の気持ち悪さを感じながらも
ちょっと走って並んだ。
小森が何も喋らないので、特に話すことが見つからず
ずっと怪しい怪しいと考えながら歩いていると
「なぁ!」
と、小森が急に声をあげたので、驚いて顔をあげた。
「お前何分発の電車乗るの?」
「えっと、51ぷ」
といい終わる前に、僕達の目の前を赤い電車が
風をきってはしっていく。
[【4】]の続きを読む
- 2008/05/04(日) 21:11:16|
- 未分類
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
「ふーん、それで?」
「ん、何。」
「その翔くんとはどうなったの。」
「ふふ、内緒。」
「いやいやいやそこは詳しく聞かせろよ。」
僕たちは、只今部室(ぶしつ)におりまする。
といっても、幽霊部員ばかりの写真部なので
部室に来るのはいつも僕たちだけなのだが。
「その後ねぇ・・っていってもこれ結構最近の話なんだよね。」
「は?何、それ高校の話?」
「そうそー。」
小森は揺らしていた椅子を止めて、こちらをじっと見た。
「馬鹿だな、お前。」
「そうかもね。」
小森はまた椅子を揺らし始めた。
こいつって落ち着きとかないのな。
「学校でいつも一緒にいる人?2人でいるのよく見かけたんだけど。」
「そうそー。親友だったからね。」
小森が親友っていった時ちょっと吹いたのがむかついた。
だって親友兼思い人だったんだからしょうがないじゃん。
まあ、僕がぶっ壊したんだけどね。
「で、たった1人の親友に振られた尚ちゃんは今1人なの?」
「・・・どういう意味で?」
[【2】]の続きを読む
- 2008/05/01(木) 23:13:58|
- 未分類
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0